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金融マーケットの本質

どうも、ともです。

 

株式市場をゼロサムゲームと勘違いしていませんか。

結論から言うと違います。

これを理解するには二つの要因があります。

この二つが関係しています。

 

経済学における「ゲーム理論」とは

  • ゼロサムゲーム
  • マイナスサムゲーム
  • プラスサムゲーム 

これらの概念が存在します。

 

参加者の得点と失点の合計(サム)が0(ゼロ)になる事を、ゼロサムゲーム

合計がプラスになる事を、プラスサムゲーム

合計がマイナスになる事を、マイナスサムゲームと言います。

 

ゼロサムゲームの例を挙げると、2人で参加するゲームをするとします。

それぞれが1000円ずつ出し合います。そのゲームでは勝者は出し合った資金を

総取りする事が出来るとします。

すると、勝者は2000円を手にしますが、敗者は0円となります。

これがゼロサムゲームです。 

 

例えば、FXや先物といったものがそれにあたります。

理由ですが、一方が上がれば、もう一方が下がるからです。

代表的なドル円、ドルの価値が上がればそれに対して、円が安くなります。

例えば、1ドル110円だとします。1ドル120円となれば、そのぶん円の価値が下がり、ドルの価値が高くなります。

 ドル高=円安、ドル安=円高となり絶対額が変わりません。

 

一方でプラスサムゲームとは、株式市場のことを言います。

FXと何ら変わらないチャートをしていますが、株価の上昇は、マーケットの時価総額量を増やすことを意味します。その証拠がTOPIXです。

TOPIXとは、日本語では、東証株価指数と言います。

 

日経平均株価とは意味合いが違いますので注意ください。

TOPIXは、東証第一部上場株の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日である1968年1月4日の時価総額を100として、今はいくらなのかを数値にしたものなのです。

 

ちなみに今は、少し落ちていますが 1602.63です。

 

つまり、1968年から時を経て、今の東証に流れるお金の総額は、約16倍になってる言うことです。

 

これがプラスサムゲームという理由です。

 

ですから、本来ならば株に投資している人は全員がお金持ちになってもおかしくないのです。

 

下手な投資をする人

必ずしもそうはなりません。それは

高く買ったものを安く売ったり、安く売ったものを高く買い戻したりするからです。

下手な投資をする人がおかげで富の移動が起きてしまうのです。

 

結論から、株時期市場はプラスサムゲームです。本来であれば参加者全員が裕福になれる仕組みですが、上記の下手な投資を行う人がいるため、投資の上手な人に結果的に富が移動するのです。

 

その移動速度というのはTOPIXの成長速度よりもはるかに早いです。

誰かの損失が、誰かの利益という形をしていますが、富を奪っていることには繋がりません。

 

技術がない人は投資をするべきでは無い、そのそのために技術を習得する。

それだけで富は普通に増えるのですが、その努力をしないがために株で損をしたりするのです。

 

最後にマイナスサムゲームについて話します。

カジノや、パチンコ、博打と言ったギャンブルがそれにあたります。

カジノゲームを例に、カジノ側はプレーヤーに足して数%の優位性を持っている。

ゲームにはプレイヤーが守らなければならないルールがある。

つまり、ゲームを多数繰り返すことでカジノ側にゲームで賭けられたお金のうち数%を利益として残すのです。

この数%には、大勝ちする人、大負けする人その全ての人が計算されています。それでもカジノ側は、賭けられた総額の数%は利益と出しているのです。

要は、お金をかけた全ての人が裕福になるのではなく、そのゲームの大元。

カジノ側に富の移動が起っていると言うことなのです。

 

以上がマーケットに関する本質的な部分でした。

うまいことトレードが出来れば、加速度的に富の移動が行われます。

技術を極めて、頑張りましょう。

 

でわ!